化学肥料の国際価格推移に関する説明

 化学肥料の原料は、窒素系肥料では天然ガスと石炭、りん酸系肥料ではりん鉱石、加里系肥料では加里鉱石です。自然資源の乏しい我が国では、肥料原料が自給できるのは石灰石ぐらいで、ほかはすべて外国からの輸入に依存しています。

 昭和時代に安い原油や天然ガス、りん鉱石を輸入して、国内でアンモニアや尿素、りん酸を作り、化学肥料に供する時期もありました。原油や天然ガス輸入価格の高騰、人件費等の生産コストの上昇により、国内生産は採算が取れなくなり、アンモニア、尿素設備の休転廃棄が相次ぎ、現在、石灰系肥料及び一部の苦土系肥料を除き、窒素、りん酸、加里肥料の原材料を完全に輸入に依存せざるを得ません。また、化成肥料完成品の輸入量も年々増加して、国内生産も風前の灯火となってきました。

 農林水産省の最新調査によると、平成23年度普通肥料輸入量が172万1,280トン、前年度より16万8,721トン増え、国内生産量を大幅に超えました。

 化学肥料が輸入依存になれば、当然、国際市場価格の日々変動が気になります。当ホームページの管理人が各輸出港における主要化学肥料メーカーと商社が出した価格(売手希望価格)をリアルタイムに収集して、公開しました。ソースを明らかにすることができないが、信ぴょう性のある情報として、参考に値すると保証します。

 公開された価格資料に関して、ご利用が自由です。

註:

1. 価格情報の更新は原則に1ヶ月1回です。
2. 表示価格はFOB(Free on Board)価格です。すなわち、売主が通関を済ませ、商品を
  外航船に載せた段階で商品所有権は買い手に移ります。費用負担も船に載せた段階で終
  わります。