このページは化学肥料に関するものです

人口、食糧と化学肥料

人口爆発:

 西暦1800年から1900年までの100年間に世界人口が10億人から20億人しか増えていなかったに対して、2回の世界大戦を挟んで、1960年に30億人になり、その後の40年間で30億人が増加し、1999年に60億人に達しました。現在(2013年)には71億人となり、国連の推算では2050年に91億人になります。

食糧問題:

 膨大かつ急速に増加する人口を養うために、食糧の増産が必須不可欠です。しかし、農地の拡大による食糧増産という旧来の手法がすでに限界にきて、品種改良、化学肥料の普及、灌漑面積の拡大等の農業技術革命が食糧問題を解決するに鍵となります。

食糧増産を支える要素:

 国際稲研究所の調査によれば、アジア諸国における1965~1980年の20年間、米の単位収量が1.3トン/haから3.4トン/haへと、大きく伸びました。米増産に寄与した要因として、下記の結果が得られました。
1. 灌漑の効果が増産への寄与度約30%
2. 化学肥料の効果が増産への寄与度約25%
3. 品種改良の効果が増産への寄与度約23%
4. その他の技術の効果が増産への寄与度約22%

肥料の重要性:

 人間が飯を食わないと、働きどころか、生き残るさえできない。作物も同じです。その生育に窒素、りん酸、カリウム等の栄養成分が欠かせないものです。
  我が国の農業の特徴は多肥集約に表現されるように、収穫量を確保するために多量の化学肥料を施用します。一方、発展途上国でも化学肥料の使用が食糧増産に直接繋がる事実が確認されます。膨張し続ける人口を養うために、化学肥料が必要不可欠のものです。

反化学肥料の風潮:

 現在、化学肥料を全く使わないいわゆる「有機栽培」が一部の人間の間に持て囃され、無機質の化学肥料が毒薬のように敬遠されています。
  しかし、植物の生育には土壌中に不足する窒素、りん酸、カリウムなどの補充が必要です。その補充には肥料が無機物であろうと、有機物であろうと変わりがありません。しかも化学肥料の多施で「土が死ぬ」という歪める表現が所々みられるが、諸国の農業試験機関における試験結果では、化学肥料のみの長年の栽培区(イギリスでは約120年)でも有機質である堆肥投入区と変わらない収量が得られるという成績はいくらでもあります。化学肥料を完全に排除すべきであるという科学的根拠はどこにもありません。

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