国際機関、関係協会及び各国公的機関が発表した資料や報告などを日本語に訳したものです。
管理人が現地訪問や各国が発表した資料、インタネットから自力で収集した資料を基に書いた化学肥料業界のレポートです。
中国政府が発表した中国産化学肥料の輸出にかかる輸出関税に関する資料です。2007年から中国産化学肥料に輸出関税をかかり、その後国内農業生産と化学肥料の供給バランスを見て、毎年関税を改定しています。生産能力過剰の窒素とりん酸肥料が撤廃や低減で、自給できない加里肥料が高い関税をかけ続ける傾向です。
ただし、中国政府は国内化学肥料産業を維持することに加え、WTOルールを順守するよう諸外国からの圧力をかわし、アメリカとの貿易摩擦に引き起こした悪影響を緩和するため、2019年1月1日からすべての化学肥料の輸出関税を撤廃する。
これにより14年間続いている中国化学肥料の輸出関税は幕引きとなった。