施用された肥料に含まれている養分がどのくらい作物に吸収・利用されたかを評価する指標は肥料利用率である。すなわち、肥料利用率が高いほど、施肥の無駄が少なく、生産コストの削減だけではなく、環境にもやさしいことである。
肥料利用率は肥料種類と成分、性質によるところが大きいが、施肥時期、施肥技術、施肥位置などとも密接な関係がある。同じ肥料でも、施用方式が違うと、肥料利用率が大きく異なる。
本節は、肥料の施用方式について、施肥時期(施肥タイプ)、施用技術と施肥機械、施用位置などを分けて説明する。
施肥種類と時期
施肥機械
施肥方式と技術